![【食品安全のデジタル化③】Pythonの基本操作](https://myfoodsafetyview.com/wp-content/uploads/2023/08/0de4b1e012a20b769f3c492234731515-1024x536.png)
食品安全分野で働く人であっても、デジタルリテラシー向上が必要な理由については、以下の記事をご覧ください。
![](https://myfoodsafetyview.com/wp-content/uploads/2023/08/f10e93faa1295a358ba2f250593b5596-300x169.png)
Pythonの環境構築については、以下の記事を読んでください。
![](https://myfoodsafetyview.com/wp-content/uploads/2023/08/f6da304f1ca6bf7602c839fcb332df37-300x157.png)
![](https://myfoodsafetyview.com/wp-content/uploads/2023/12/6a3de9b22df3900a0b4431d275b771df-e1703917532594-150x150.png)
今回からは実際にPythonを使ってみます。
計算する
前回の記事の続きからです。下のような状態になっていると思います。
![Colaboratoryを開いた最初の画面](https://myfoodsafetyview.com/wp-content/uploads/2023/08/2023-08-27_20h37_31-1024x207.png)
![Colaboratoryを開いた最初の画面](https://myfoodsafetyview.com/wp-content/uploads/2023/08/2023-08-27_20h37_31-1024x207.png)
このファイルはノートブックと呼びます。
ノートブックのタイトル(ファイル名)は自動的に付けられており、今は「Untitled0.ipynb」となっています。
「.ipynb」が拡張子です。Wordであれば「. doc」または「. docx」、Excelであれば「.xls」または「.xlsx」となっているのと同じで、ファイルの種類を識別するのに使います。
「▶︎」となっている部分を「セル」と呼び、ここにコードを書いていきます。
セルの上にある「+ コード」をクリックすると、セルを増やしていくことができます。
試しに、セルに「1+1」と入力してください(かぎかっこは不要です。)。注意点として、すべて半角で入力しなければいけません。+の前後にスペースがあっても、なくても問題ありません。
![1+1と入力](https://myfoodsafetyview.com/wp-content/uploads/2023/08/0d282a40db1622c4aed176224b3dc17d.png)
![1+1と入力](https://myfoodsafetyview.com/wp-content/uploads/2023/08/0d282a40db1622c4aed176224b3dc17d.png)
そしてPythonを実行してみましょう。キーボードで「Shift」と「Enter」を押す、または「▶︎」をクリックすると、Pythonが実行されます。
実行中は、「▶︎」の周りが点滅します。
![1+1計算中](https://myfoodsafetyview.com/wp-content/uploads/2023/08/19f71b9e31c8ffa2311c7ad363f1ea2f.png)
![1+1計算中](https://myfoodsafetyview.com/wp-content/uploads/2023/08/19f71b9e31c8ffa2311c7ad363f1ea2f.png)
しばらくすると、「2」という結果が下に現れます。
![1+1の結果](https://myfoodsafetyview.com/wp-content/uploads/2023/08/1d1c09cc4fcd8ac81295e7b2ca9765e1.png)
![1+1の結果](https://myfoodsafetyview.com/wp-content/uploads/2023/08/1d1c09cc4fcd8ac81295e7b2ca9765e1.png)
このような計算機のような使い方もできます。
タイトルを変更して保存する
次にタイトルを変更してみましょう。現在のタイトルは「Untitled0.ipynb」となっています。
![タイトル変更前](https://myfoodsafetyview.com/wp-content/uploads/2023/08/54d83f5d7a5461714c13d7cbe38a4ad5.png)
![タイトル変更前](https://myfoodsafetyview.com/wp-content/uploads/2023/08/54d83f5d7a5461714c13d7cbe38a4ad5.png)
タイトル部分をクリックし、「test1.ipynb」と入力し「Enter」キーを押しましょう。拡張子「.ipynb」は変えてはいけません。
![タイトル変更+保存済み](https://myfoodsafetyview.com/wp-content/uploads/2023/08/9b1cb08eaea63edbee3f65937627c445-1024x428.png)
![タイトル変更+保存済み](https://myfoodsafetyview.com/wp-content/uploads/2023/08/9b1cb08eaea63edbee3f65937627c445-1024x428.png)
タイトルが変更できました。
しばらくすると「ヘルプ」の右側に「すべての変更を保存しました」と出ます。Colaboratoryはファイルが自動で保存されるようになっています。
次に、タブの右側の「×」をクリックし、タブを消してみましょう。するとマイドライブの画面に移ります。
先ほどタイトルを変更したファイルが、マイドライブに保存されていますね。
それでは「test1.ipynb」をダブルクリックしてみましょう。
![ドライブで名前が変更されている](https://myfoodsafetyview.com/wp-content/uploads/2023/08/35b891ed148b8648e16d8377a3773d17-1024x771.png)
![ドライブで名前が変更されている](https://myfoodsafetyview.com/wp-content/uploads/2023/08/35b891ed148b8648e16d8377a3773d17-1024x771.png)
すると、先ほどのノートブックが現れます。
文字を表示する
今度は「print(‘Hello world’)」と入力してみましょう。「Hello world」をシングルクォート ‘…’で囲みます。これも全部半角で入力します。キーボードで「Shift」と「Enter」を押す、または「▶︎」をクリックしてPythonを実行しましょう。
![print('Hello world')と入力](https://myfoodsafetyview.com/wp-content/uploads/2023/08/printHello-World-1.png)
![print('Hello world')と入力](https://myfoodsafetyview.com/wp-content/uploads/2023/08/printHello-World-1.png)
すると結果に「Hello world」と表示されました。
![Hello worldと表示](https://myfoodsafetyview.com/wp-content/uploads/2023/08/e5768c46fd95e3609338104991b33307.png)
![Hello worldと表示](https://myfoodsafetyview.com/wp-content/uploads/2023/08/e5768c46fd95e3609338104991b33307.png)
先ほどの「print(‘Hello world’)」のprintは「関数」と呼ばれます。エクセルにも関数がありましたね。Pythonにも同じように様々な関数があります。例えば、合計を計算するsum、絶対値を表示するabsなどです。
print関数の機能は、ある程度想像できると思いますが、( )内の文字を表示する関数です。
それでは、printは入力せずに「Hello world」とだけ入力してみるとどうなるのでしょうか?Pythonを実行します。
![hello worldとだけ入力](https://myfoodsafetyview.com/wp-content/uploads/2023/08/54379e7e3e8eb0666c33d5158490b792.png)
![hello worldとだけ入力](https://myfoodsafetyview.com/wp-content/uploads/2023/08/54379e7e3e8eb0666c33d5158490b792.png)
結果が表示されました。「SyntaxError:invalid syntax」と書いています。「Syntax」は「文法」や「書き方のルール」という意味です。そして「invalid」は「無効な」や「正しくない」という意味です。
![hello worldと表示されずエラーになる](https://myfoodsafetyview.com/wp-content/uploads/2023/08/syntax-error.png)
![hello worldと表示されずエラーになる](https://myfoodsafetyview.com/wp-content/uploads/2023/08/syntax-error.png)
つまり「文法が正しくない」ということです。
この場合、「Hello world」という文字だけが入力されていて、Pythonに何も指示を出していないため、エラーとなっています。
![](https://myfoodsafetyview.com/wp-content/uploads/2023/12/8f5558744934a24aecfdda0f752c359e-e1703916995688-150x150.png)
![](https://myfoodsafetyview.com/wp-content/uploads/2023/12/8f5558744934a24aecfdda0f752c359e-e1703916995688-150x150.png)
![](https://myfoodsafetyview.com/wp-content/uploads/2023/12/8f5558744934a24aecfdda0f752c359e-e1703916995688-150x150.png)
以上がPythonの基本操作です。
今回学んだように、関数を使ってPythonに何をやりたいのかを伝えることで、様々なことが行えます。
また、今回エラーが出て、英語でよくわからないことがいろいろと書かれていて、驚いたかもしれません。
でも心配無用です。
プログラミングの場合、エラーが出るというのは日常茶飯事です。というより、エラーが出ない日がないです。
エラーが出て、自分で解決方法探しいくことが、プログラミング上達の近道となります。
その点Pythonは人気が高く学んでいる人が多い言語なため、インターネットで検索すると、初心者向けの多くの情報を得ることができます。
プログラミングを行っていて、分からないことがあったり、エラーが発生したりしたら、検索する習慣をつけるとよいでしょう。
![](https://myfoodsafetyview.com/wp-content/uploads/2023/08/562c0907f2a5ae56b8da55ece4fb3aa8-300x157.png)
![](https://myfoodsafetyview.com/wp-content/uploads/2023/08/562c0907f2a5ae56b8da55ece4fb3aa8-300x157.png)
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